
山形県尾花沢。スイカの実が静かに太る東北の山。そこへ突如として現れた、山をも飲み込みそうな「大きな大きな青むし」。
とだこうしろう(戸田幸四郎)の手によって描かれる物語は、もはや絵本の枠を超え、荒々しくも美しい「自然そのものの化身」のように迫ってきます。
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◆ 読み終えたあと、世界が少し違って見える
「なぜ青むしは来たのか?」「人間はどうすべきだったのか?」
正解のない問いが、読み聞かせのあとの親子の時間に、深い対話をもたらしてくれるでしょう。
戸田デザイン研究室の作品が愛され続ける理由は、その「丁寧さ」にあります。発色の美しさはもちろん、手に持った時の重み、一文字ずつデザインされた文字の心地よさ。お子さまが成長し、いつか親になった時にまた読み継ぎたくなる普遍性がここにあります。