出産祝いやハーフバースデイ、男の子・女の子の誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントにおすすめの、日本の知育絵本の草分け、とだこうしろうの絵本シリーズです。
美しく独創的な音と絵で、日本の童謡の世界を表現した童謡画集。
【収録曲】ふるさと・鯉のぼり・七つの子・おぼろ月夜・赤とんぼ・早春賦・この道・故郷の空・リンゴの唄・遠き山に日は落ちて
【あとがき】(全文)
私が、童謡の画集を出版しようと思いついたのは、小さな街でコンサートを行っていた川島さんの童謡を聴いた時であった。
私はそれまで童謡は時たま口遊む程度で、取り立てて深く関心を持ってもいなかったが、故郷を離れて六十年も経って眠っていた幼い時代の五感が川島さんの歌唱力で甦ってきて、童謡の美しさに魅せられていったのである。
何故、昔の童謡は美しいのだろう。先ず第一は、童謡だからといって作詞家はわかりやすくなどと、子どもにおもねることをしないからである。例えば『ふるさと』の歌詞は、「いかにいます父母 つつがなしやともがき」と大人でも難しい。ところがそれが美しくなっているのである。子どもの頃は訳もわからないまま唄っていたものだった。『鯉のぼり』の、いらかの波、を私は、いなかの波と、平気で唄っていたのである。然し大きくなるにつれ段々とわかってきて、一段と奥の深さに感動するのだった。
私の絵もそうありたいと何時も思っている。
子どもに見せる絵だからといって、「カッワイイ」だけを狙った安易な考えで描いたとしたら、子どもに失礼である。
この度の童謡画集も、大人から見ても味わい深いものになったのか、些か心配である。
昔の童謡を聴くと心が和むという。それは単なる‘郷愁’や‘望郷’というだけのものではなく、豊かな自然を取り戻したい、と本能的に働くからではないだろうか。人間は豊かな自然なしでは生きられないということである。
この『童謡画集』を制作するにあたって、情熱を傾けてくれたソプラノ歌手の川島由美さん、多忙な中を喜んでご協力いただき童謡画集のプロローグとエピローグまで作曲してくれたピアノの小原孝さん、そしてスタジオの皆さんに、深く感謝いたします。(戸田幸四郎)
◆戸田デザイン研究室について
戸田デザイン研究室の作品は、とだこうしろう(1931−2011)と戸田やすし(1962−)の2人が制作を手がけています。
とだこうしろうにより制作され代表作『あいうえおえほん』は、絵はもちろん、ひらがなまで全てをデザインし、累計100万部を超え、日本の知育絵本の草分けと評されている名作絵本です。
知育絵本にデザインの美しさ・楽しさを取り入れた、とだこうしろう。
父・とだこうしろうの感性を受け継ぎながら、より自由で新しいモノ作りを行う、戸田やすし。
どちらも、「手に取る人がワクワクし感性を豊かにするようなモノを届けたい」という考えから、とにかく丁寧な作り方を大切にしています。
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