出産祝いやハーフバースデイ、男の子・女の子の誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントにおすすめの、日本の知育絵本の草分け、とだこうしろうの絵本シリーズです。
日本の名作を重厚な油絵で描いた、戸田幸四郎の名作絵本シリーズ。
このお話は宮沢賢治の世界を象徴する名作なのですが、『宮沢賢治全集』のなかに『手紙1』という題名で収録されているだけで、一般的には全く知られていない作品でした。
それを宮沢賢治の実弟・宮沢清六さんと、ぜひ、たくさんの人に読んでいただきたい、ということで絵本化が決定。
『竜のはなし』と改題して出版したのです。絵本化されているのは本作のみ、という賢治童話の中でも珍しい作品です。
人や動物から恐れられる一匹の竜。
ある時「もう、悪いことをしない。」と心に誓います。
許すこと、受け入れること。自分の命さえ投げ出すような、壮絶なまでの竜の優しさは、読む者に「優しさ」の意味や本質を問いかけてきます。
竜の心の内が伝わるような重厚な油絵も、絵本の世界をより深いものにしています。
仏教思想をベースにしたこのお話。
「子どもは理解できるだろうか?」と思われるかも知れません。
私たち戸田デザイン研究室の理念でもあるのですが、心を動かすことに、子どもも大人もありません。
竜の姿を前に、子どもが釘付けになったという読者のお手紙も多くいただく本作。子どもたちの心に、深い余韻をもたらすでしょう。
◆戸田デザイン研究室について
戸田デザイン研究室の作品は、とだこうしろう(1931−2011)と戸田やすし(1962−)の2人が制作を手がけています。
とだこうしろうにより制作され代表作『あいうえおえほん』は、絵はもちろん、ひらがなまで全てをデザインし、累計100万部を超え、日本の知育絵本の草分けと評されている名作絵本です。
知育絵本にデザインの美しさ・楽しさを取り入れた、とだこうしろう。
父・とだこうしろうの感性を受け継ぎながら、より自由で新しいモノ作りを行う、戸田やすし。
どちらも、「手に取る人がワクワクし感性を豊かにするようなモノを届けたい」という考えから、とにかく丁寧な作り方を大切にしています。
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